フクロモモンガをお迎えしたい人必見!基本の飼い方と注意点
フクロモモンガは、最近人気のエキゾチックアニマルです。
クリクリな目と人懐っこい性格。SNSで可愛い姿を見かけて興味を抱いた人も多いはず!!
しかし、安易な気持ちで飼育することはできません。
基本知識がないままお迎えしてしまうと適切な飼育環境を用意することができなかったり、思ってたのと違う・・と感じたりします。
今回はペットショップに務める私が、フクロモモンガを飼育する際の基本的な事と注意点を詳しく解説します。
フクロモモンガの基本知識
フクロモモンガはオーストラリア原産の小型の袋類で夜行性の動物です。
平均寿命は約12〜15年とされており、小型動物の中では長生きな種類です。
フクロモモンガは非常に社交的ですが臆病な一面もありますので、ショップで人馴れしている子を迎えても、お迎え直後は環境が変わったストレスで威嚇されることもあります。
焦らずにお迎えした事接して信頼関係を築くことが可能です。
男の子は臭腺があり成長すると独特な臭いがしますが、個人的には排せつ物のお掃除さえしていればそんなに気になる臭いではありません。
むしろ嗅ぎたくなる臭いです ( ´∀` )
適切な飼育環境の用意
フクロモモンガは活発で好奇心旺盛なため、上下運動のできるケージを用意してください。
なるべく通気性が良く、登るための足場やハンモック、隠れ家などを設置してケージ内でも運動をできるようにする必要があります。回し車の設置もおすすめです。
ケージの底には、ペットシーツやキッチンペーパーを敷き毎日清掃すると臭いが気にならなくなります。
### 注意点:
– ケージは直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所に置くこと。
– 寒いのは苦手なので温度管理は必須。25~28℃くらいで管理し、フクロモモンガが快適に過ごせる環境を維持すること。
食事と栄養管理
フクロモモンガは雑食性で、自然界では昆虫、果物、野菜、小動物を食べます。
飼育する際は、モモンガ専用のフードを基本とし、おやつとして新鮮な果物や野菜を適量与えることをおすすめします。
また、カルシウム不足が見られることがあるため、必要に応じてサプリメントの投与も考慮しましょう。
### 注意点:
– 人間の食べ物は与えないこと。
– 常に清潔な水を飲めるようにしておくこと。
健康管理と適切なケア
フクロモモンガは特有の健康問題を抱えることがあります。定期的な健康チェックと早期発見が病気の予防や早期治療につながります。獣医師と相談し、定期的な健康診断を受けることが大切です。
### 注意点:
– ストレスは自噛症や病気のリスクが高まるためなるべく穏やかなに過ごせる環境を保つことが重要です。
– 病気の早期兆候として、食欲不振や活動性の低下、下痢や便秘などが見られた場合はすぐに獣医師の診察を受けてください。
フクロモモンガの性格と行動
フクロモモンガは非常に社交的な動物で、単独で飼育されると孤独感からストレスを感じることがあります。
時間があるときはできる限り遊んであげる時間を作ってください。
また、フクロモモンガは夜行性なので、日中は静かにして夜に活動する時間を設けるようにしてあげてください。
### 注意点:
– フクロモモンガは逃げ出すのが得意なため、ケージの扉は常にしっかりと閉め、安全を確保すること。
– ケージの外で遊ばせる時は、蚊帳を用意しその中で遊ぶと脱走対策になる。
長期的な飼育をしていく覚悟
フクロモモンガは長寿な動物であり、適切な飼育を続けることで10年以上生きることも珍しくありません。そのため、フクロモモンガを飼うということは、長期間にわたる責任が伴うことになります。
### 注意点:
– フクロモモンガの飼育は時間と労力がかかることを理解し、長期的な視点でケアを計画すること。
– 家族や同居人全員がフクロモモンガの飼育に賛同していることを確認すること。
結論
フクロモモンガは魅力的なペットですが、その飼育にはモモンガに関する知識が必要です。
適切な環境、バランスの取れた食事、定期的な健康管理、そして愛情を伝えることにことにより、フクロモモンガとの幸せな生活を送ることができます。
これらのポイントをしっかりと把握し、フクロモモンガの飼育にあたっては、適切な準備と責任感を持って取り組んでください。
ここまで読んで頂けた貴方に、素敵なモモンガライフが訪れますように。
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