インコの雛をお迎えするときはペットショップを選ぶ【育て方も解説】
インコをお迎えしたいけど、どのペットショップでどんな子をお迎えすれば良いのか分からない。
雛をお迎えしても、育てられるか不安。
初めてのインコのお迎え。しかも雛のお迎えを考えているならこういった不安ありませんか?
インコをお迎えするということは家族が増えるということ。
お迎えするときのポイントが分からないまま、最寄のペットショップにたまたまいた子をこの子しかお店にいなかったからとお迎えしてしまうのはNG。
もしかしたら飼育環境が良くなくて病気を患っていたり、店員さんがお世話の仕方に詳しくなくて聞きたいことがあってもあいまいな回答しか返ってこないということもあります。
インコのお迎えをするなら、インコを選ぶ前にペットショップを選びましょう。
最寄りのペットショップだけでなく、ほかにも何箇所か探しておくとお迎えする子の選択肢が広がります。
私はこれまでに
セキセイインコの雛2羽、オカメインコ1羽をペットショップでお迎えし育てた経験があります。
1羽目のセキセイインコのお迎え時は飼育環境の良くないショップからお迎えをしてしまいました。
これは私の勉強不足による失敗です。。
その子は無事元気に育っていますが、しばらくは通院が必要でした。
私の経験をもとにこの記事では
- インコを選ぶときのポイントと注意点
- お迎え後の基本的な飼育方法
を解説します。
素敵な家族をお迎えして、楽しいインコのいる生活を送りましょう。
インコの 雛をお迎えするなら清潔なペットショップをチェック
インコのお迎えを決意したら、まずお迎え候補のペットショップをいくつかリストアップしましょう。
最寄りのお店しか選択肢がないと、他のお店と飼育環境や店員さんの知識の比較ができません。
通える範囲で、いくつか候補があると安心です。
インコをお迎えするなら清潔なお店。が大前提
ペットショップを選ぶ基準として、インコを扱っていて清潔であることが大前提です。
不衛生なお店は飼育しているケージも不衛生である事が多く、その環境で育っている子は見た目には分からないけれど健康とはいいがたい状態である可能性があります。
お店自体が清潔で、飼育ケージの清掃も行き届いていることを確認しましょう。
インコへの餌の与え方が適切かチェック
私が初めてインコをお迎えしたペットショップでは、水でふやかした餌をケージに入れっぱなしにしインコが自分のタイミングで餌を食べるという与え方をしていました。
これは本来のインコのヒナへの餌の与え方ではありません。
本来はさし餌という形で雛へ食事を取らせます。
水でふやかした餌を何時間も放置していれば当然そこにはカビ菌が繁殖します。
私がお迎えしたインコはカビ菌まみれの餌を与えられ、そのう(人間でいう”胃”のような場所)にカビ菌が発生し、十分な栄養が取れず栄養失調と診断されました。
ふやかした餌がケージに入れられている場合は要注意です。
元気な個体を見分けるポイント
ケージが清潔で餌の与え方も正しいと確認が出来たらいよいよ、インコをよく見てみましょう。
真ん丸な目
まずはインコの目をよく見てください。
元気であればくりっと真ん丸な目をしています。
目がしょぼんとしているのは体調が悪いサインなので、何羽か見比べてみて目がくりっと輝いている子を選んでください。
お尻の汚れ
次はお尻の汚れ。
お迎えを検討していると店員さんに伝えれば、多少であればインコと触れ合わせてくれると思います。
その時にお尻を見てみて、汚れが酷くないかを確認します。
さし餌中は糞が緩くなりやすく多少お尻に汚れが付いてしまう事があるのですが、いくつも糞がお尻に着いたままという程に汚れている場合は何か病気を持っているかもしれません。
さし餌の合図に元気よく反応するか
可能ならインコがケージにいる状態でインコの目線の高さに合わせてケージに指をチョンと当てて見てください。
お腹を空かせていれば元気よく鳴いて近寄ってくると思います。
これが食欲があるサインです。
寝ている時や、さし餌のすぐ後だとこの反応はしないことがあるのでタイミングが難しいですが是非試してみてください。
インコをお迎え後の基本的なお世話
インコをお迎えしたら毎日がインコ中心の生活になります。
ここでは必要な道具は一通り揃っといることとして、お世話について解説します。
インコのお迎え当日か翌日には健康診断
お迎えしたら健康診断に行きましょう。
元気そうな子をお迎えしても、身体の中には何か病気を抱えているかもしれません。
インコに多いメガバクテリア症は早期発見、早期治療が必要です。
放っておくと命に関わる病気なので、元気そうだから大丈夫と油断をせず必ず健康診断を受けてください。
検査内容
- 糞便検査
- そのう検査
+αで獣医さんと相談して受診すると良いです。
1日に数回の挿餌【インコの成長に合わせて回数を調整する】
ここからは毎日のお世話です。
インコの雛は基本的に一人で餌を食べられないので、親鳥の代わりに飼い主が餌を与える必要があります。
これをさし餌と言います。
粟玉やパウダーフードをお湯でふやかした物をスプーンやシリンジを使って与えます。
ペットショップにいる子はさし餌の回数が3回以下の子が多い印象ですが、稀に4回以上さし餌が必要な子もいるので自分の生活リズムとさし餌の回数をよく確認してください。
さし餌を卒業してからお迎えができる場合もあるので、さし餌の時間がなかったり自分にできるか不安な時はペットショップの店員さんへ相談するとよいです。
さし餌はインコの成長と共に徐々に回数を減らしていきます。
インコの種類、個体差はありますがだいたい3ヶ月未満でさし餌は卒業です。
さし餌の期間が長すぎるとインコに良くないので、なかなか卒業出来ない場合には動物病院で相談してみてください。
インコのケージの掃除
どの動物にも共通するお世話ですが、ケージの掃除はこまめにしてあげてください。
雛のうちは止まり木にも上手く止まれなくてケージの底を歩き回る事が多く排泄物を踏んでしまう事も多いです。
ケージの掃除のついでに足や身体が汚れているいたら軽く濡らした布で優しく拭き取って上げてください。
インコの負担にならないくらいの放鳥とスキンシップ
お迎えそれたインコは生活環境が変わってストレスが溜まっています。
2~3日程度はさし餌と掃除の時以外はケージの中でゆっくりさせてあげてください。
少しずつさし餌や掃除のついでに撫でてあげたり、手に乗せてスキンシップを取ると人に慣れてきます。
インコをお迎えするなら清潔なペットショップから
簡単にインコの雛をお迎えするポイントとお迎え後の基本的なお世話をご紹介しました。
最後に本記事のポイントをまとめます。
- インコをお迎えするなら清潔なペットショップ
- ショップでの餌の与え方をチェック
- インコの目とお尻をチェック
- お迎え後は早めに健康診断へ行く
- 成長に合わせたさし餌
- ケージの掃除
- 適度なコミュニケーションをとる
元気な子をお迎えすることで、日々の生活のなかで今日はなんか体調悪そうといった変化に気づきやすくなります。
この記事がインコのお迎えをする方の参考になれば幸いです。
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